現在は、公立高校と私立高校で掛かる金額もそれほど違いが無くなってきました。結局、いくらくらいかかるのかがわかれば、選択肢も増えるのではと思い調べてみました。

■いくら掛かるかの概算

公立高校と私立高校を比べた時に、制服代や教科書代、諸経費(学習資料代、学級費、etc)などは、ほとんど違いはありません。ここでは、大きく違うと考えられている、入学金、施設負担金、学費、整備費について考えてみます。金額は、1年間の目安です。

〇入学金
公立高校  5,650円
私立高校 120,000円

〇施設負担金
公立高校    0円
私立高校 180,000円

ここまでは、学校に入るときに掛かりますので初年度だけ支払います。

そして、現在は就学支援金により、学費を1年間で118,800円支給されます。私立高校の場合、市町村民税所得割額に応じて、最大2.5倍まで支援額が増額されます。297,000円になります。ここでは、支援額が2倍になる市町村民税所得割額が1円~51,299円の場合を考えてみます。237,600円の支給額です。

市町村民税所得割額が1円~51,299円の場合

〇学費(学校教育費)
公立高校    0円(118,800円)
私立高校 122,400円(360,000円)

〇整備費
公立高校    0円
私立高校 120,000円

■1年間のトータル金額

制服代や教科書代、諸経費、修学旅行積立金などを概算で考えると、

制服代  60,000円(初年度)
教科書代 45,000円
諸経費  45,000円
修学旅行積立金 50,000円

合計 200,000円

これを、入学金、施設負担金、学費、整備費にプラスすると、

公立高校は205,650円
私立高校は742,400円

となります。

■2年目以降の金額

2年目以降は安くなってきます。

学費
整備費
教科書代
諸経費
修学旅行積立金

として考えると

公立高校は140,000円
私立高校は382,400円

■これ以外に掛かる費用

通学の定期券代
昼食代
学用品代
体操服、ジャージ
体育館シューズ、運動靴
通学カバン
その他にも何かありそうですが思い出せない

———————
■●私立高校で市町村民税所得割額が0円の場合

市町村民税所得割額が0円の場合(以下、「税0円」とします)も参考までに計算しておきます。

「税0円」の場合には、就学支援金が2.5倍になり、さらに入学金軽減制度で5万円、奨学のための給付金38,000円(第2子以降138,000円)が支給されます。

計算しますと

〇入学金
70,000円(120,000円)

〇施設負担金
180,000円

〇学費(学校教育費)
63,000円(360,000円)

〇整備費
120,000円

〇制服代  60,000円(初年度)
〇教科書代 45,000円
〇諸経費  45,000円
〇修学旅行積立金 50,000円

●奨学のための給付金 -38,000円

合計で595,000円となります。

■●2年目以降の金額

学費
整備費
教科書代
諸経費
修学旅行積立金
奨学のための給付金 -38,000円

合計 285,000円
———————
※計算した金額は、あくまで概算ですので、最終金額は目安としてください。


広告